『ブスは待つ』で芸人の出待ちを始めた話
『ブスは待つ』とは、お笑い芸人の磁石さんの代表的なネタ中のセリフです。
2021年1月24日(日)、8年ぶりにこの『ブスは待つ』を聞いて、何とも言えない気持ち……いわゆるエモくなったので、わたしが磁石を出待ちするまでに至った経緯を記しておこうと思います。
わたしは両親がお笑い好きだったこともあり、小さい頃からオンエアバトル、エンタの神様、レッドカーペット、M-1グランプリ、等々のお笑い番組を見ていました。
なんとなくピースが好きで、ルミネや無限大や恵比寿ガーデンプレイス(トークライブの会場だった)に通っていた時期もありました。
でも、大学生活や、アルバイトや、なんやかんや忙しくなり、オタクってほどお笑いにはハマらないままその時期は過ぎていきました。
そんなわたしが出待ちするほどのゴリゴリのお笑い芸人オタクになるきっかけになったのは、「THE MANZAI2012」の放送です。
「THE MANZAI2012」放送当時、わたしは就活生でした。
放送日当日は、クソでか規模の合同説明会の日で、わたしは就活生が集まる幕張メッセにぶち込まれて、とても疲れて帰ったことを今でも覚えています。
それで、たぶん、無意識に逃避できる先を探してたんだろうな。
前述の通りお笑いには比較的明るい環境で育ったので、なんとなく磁石のことを認識してはいて、「THE MANZAI」を見始めたときも「THE MANZAIは他事務所多いな」「磁石、決勝上がったんだ」くらいの印象はありました。
印象はあって、がんばれ〜って温かい目で見始めて、まず、ネタ前の煽りVTRを見てびっくり。
ボケの人が大号泣しとる!!!!!
煽りVの内容は、決勝進出を告げられた永沢さんが「佐々木が(お笑いを)辞めようって言う」「今年決勝に行けなかったら辞めようと思ってた」と号泣し、それを見た佐々木さんが大爆笑してる、という内容でした。
いやいや、こんなのが刺さらないオタクって存在するんですか?するなら連れてきてください。
(後に、お笑いの道に誘ったのは佐々木さんの方であったことを知り、更なる深みにハマる。)
そして、いよいよネタが始まって、更にびっくり。
ツッコミ、好き〜!!!
永沢さんの飄々としたボケももちろん大好きですが、わたしは元来ツッコミがやかましいコンビ(例:銀シャリ)が好きだったこともあり、佐々木さんが自分のツッコミにツッコむネタが、たまらなくおもしろいと感じました。
そして、このネタの中で佐々木さんのツッコミ?もはやボケ?台詞として誕生したのが
ブスは待つ
という名言。
これも、「本当それ」という共感に近い笑いで、わたしの笑いのツボにうわーっと入り込んできました。
このネタが磁石との出会いで、これをきっかけにわたしは出待ちするほどのゴリゴリのお笑い芸人オタクへ成り上がっていく訳で、ブログのタイトルは「『ブスは待つ』で芸人の出待ちを始めた話」とさせていただきました。
(ちなみに、しばらく勇気が出ずに、出待ちができたのは翌年4月頃だった気がする…。)
出待ちしてとにかく伝えたかったのは、
「わたしはTHE MANZAIをきっかけにファンになりました」
「優勝できなくてもファンは増えます」
「あんなにおもしろいんだから、磁石君、辞めたらアカン(CV:オール巨人師匠)」
ということなんだけど、出待ちって何回しても緊張して、満足いく会話ができたのなんて数えるほどしかなかったから、伝わってないかもしれないなぁ。
でも、8年経つ今でも磁石が漫才を続けてくれているのは、大変有り難いことだなと思います。
今はプライベートの予定と合わなかったり、他の界隈のオタクもしてたり、その他諸々の理由で(他意はない)あまり見に行けなくなっちゃったけど、これからもずっと応援しています。
例えテレビで売れなくても、磁石のお二人が納得いく道に進めることを、ブスはずっと待ってます。
☆YouTubeやってるらしいです☆
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